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薬学用語解説

神経因性膀胱

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
薬理系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会

排尿にかかわる神経系の障害によって引きおこされる排尿障害の総称。尿意の消失、排尿困難、頻尿、尿失禁などがおもな症状であり、原因疾患は、脳血管障害や脳腫瘍、パーキンソン病、脊髄損傷や椎間板ヘルニアなどの中枢性疾患と、糖尿病や直腸がんなど骨盤内手術後の末梢性疾患などがある。膀胱平滑筋(排尿筋)の過緊張による蓄尿障害の治療薬として、抗コリン薬(オキシブチニン、プロピベリン)がある。