薬学用語解説
含嗽
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
薬理系薬学部会
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喉の粘膜や口腔内を清潔に保つ、または感染予防や治療のために、水や薬液を口に含み、呼気によって攪拌すること。(うがい)を含漱(がんそう)という。 含漱に用いられる薬剤を含嗽剤といい、殺菌消毒薬、抗生物質、局所麻酔剤または抗炎症薬などを主成分として、喉の粘膜や口腔内の消毒、収れん、止血、炎症性疾患の治療や予防に用いられる。剤型は、水剤、散剤、顆粒剤などがあり、水剤は一定量の水で希釈して、また散剤および顆粒剤は一定量の水に溶解して使用する。ヨード製剤、抗生物質製剤、界面活性剤、アズレン製剤などがある。