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薬学用語解説

血糖

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
薬理系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会

血糖値は血液中のブドウ糖量をあらわしている。血糖値は消化管からのグルコースの吸収、グリコーゲンの分解,肝臓の糖新生により上昇する。一方、解糖、グリコーゲン生成、エネルギー産生、脂肪への転化、腎からの排泄によって低下する。血糖値を低下させるホルモンとしてインスリンがあり、血糖値を上昇させるホルモンにはグルカゴン,カテコールアミン、甲状腺ホルモン、成長ホルモン、副腎皮質ホルモンなどがある。空腹時血糖値は正常人で60 - 100 mg/dlである。空腹時血糖値が、126 mg/dl以上であれば、糖尿病の疑いがある。高血糖が持続すると糖化ヘモグロビン(グリコヘモグロビン、ヘモグロビンA1c、HbA1c)の値が上昇する。