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薬学用語解説

放射性同位体
放射性同位元素

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
物理系薬学部会
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同じ元素(同じ原子番号をもつ)のうち、質量数が異なる(したがって、陽子数が同じで中性子数が異なる)ものを同位元素といい、このうち放射性壊変により放射線を放出して別の元素に変わる同位元素。たとえば、天然に存在する原子番号19のカリウムは質量数が39、40および41の3種類の同位体が存在する。このうち39Kと41Kは放射性壊変を行わない安定元素であるが、カリウム中に0.012%の割合で存在する40Kは1.25×109年の半減期で放射線を放出してアルゴンとカルシウムへと壊変する放射性同位元素である。