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薬学用語解説

電磁波

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2023年12月28日
物理系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会

電場と磁場の変化によって形成される波のことで、波長によって物体との相互作用が異なる。波長の長い方から、電波(ラジオ波)・赤外線・可視光線・紫外線・X線・ガンマ線などと呼ばれる。生体イメージングとしては、X線の生体透過性が軟部組織と骨とでは異なるという性質をフィルムに記録した単純X線画像に始まる。PET/SPECTでは生体内に投与したトレーサーから放たれるガンマ線を観測。MRIでは、FM帯のラジオ波が使用される。小動物では、近赤外線による蛍光や発光イメージングが広く普及し、また実験的ながら、テラヘルツ帯電波による生体イメージング応用の研究も始まっている。