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薬学用語解説

電子スピン共鳴
ESR /electron_spin_resonance

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
物理系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会

電子スピン共鳴(ESR)法は、磁気共鳴法のひとつであり、電子スピン(不対電子に由来する)によるマイクロ波の吸収を利用した分光法である。遷移金属イオンやラジカルの検出と、ラジカルの状態を調べるための有力な測定手段である。生体内ラジカルの測定も可能となっている。ESRは日本薬学会発行の4論文誌でスペルアウト不要の略語である。