薬学用語解説
外部被曝
体外被曝
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
物理系薬学部会
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体外に存在する放射性物質やX線発生装置などから放射線を受けることを外部被曝または体外被曝という。一方、食物や空気中に含まれる放射性物質を体内に取り込み、それから発せられる放射線を体内で受けることを内部被曝または体内被曝という。外部(体外)被曝は放射線を受けているときに限られるが、内部(体内)被曝は放射性物質が体内にある限り続く。γ線やX線は物質透過性が高く、外部(体外)被曝によって体内の深部にある細胞にも影響を与えうるため、外部(体外)被曝に注意する必要がある。β線は皮膚表面近くで吸収されるため、外部(体外)被曝でも皮膚への被曝として取り扱われる。一方、α線は透過性が低く、直接皮膚と接触させなければ、外部(体外)被曝による影響を受けることはほとんどないが、体内に取り込まれた場合には周辺の細胞に莫大なエネルギーを与えるため、内部(体内)被曝の影響は極めて大きい。
