薬学用語解説
舌下錠
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
物理系薬学部会
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舌下に入れ、急速に薬物を口腔粘膜から吸収させる錠剤。狭心症発作時に用いるニトログリセリン錠などがある。速やかな効果をもたらすため、崩壊時間は2分以内と通常の錠剤の30分以内に比べ短時間に設定されている。舌下粘膜からの吸収は早く、また、肝初回通過効果を受けずに全身血流に薬物が到達する。飲み込むと、作用の発現が遅れたり、肝初回通過効果のため無効になったりする。