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薬学用語解説

超低密度リポタンパク質

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
生物系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会

密度 0.95~1.006 mg/mL、サイズ 30~70 nm の血漿リポタンパク質。タンパク質7%,脂質93%から成り、脂質の約55%はトリグリセリドが占め、そのほか約20%のコレステロール(遊離型+エステル型)およびリン脂質を含む。アポリポタンパク質としてB100 が30%以上を占め、他にC-I、C-II、C-III、Eが含まれる。VLDL は肝臓で合成され、主な機能は肝臓などで合成されたトリアシルグリセロールやコレステロールエステルを抹消に運搬することである。毛細血管壁に存在するリポタンパク質リパーゼの作用を受けるとトリアシルグリセロールの大部分を失って中間密度リポタンパク質(IDL) さらに、低密度タンパク質(LDL)となる。