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薬学用語解説

AGP

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
生物系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会

分子量約44,100の血漿タンパク質であり、血漿中に50-100 mg/dlの濃度で存在する。外傷、外科手術、熱傷、心筋梗塞、腫瘍疾患、炎症性疾患(リウマチ、クローン病など)、感染症時などに激増する急性期タンパク質である。血清アルブミンと同様に、血清中で薬物と結合する性質をもつタンパク質の一つ。アルブミンが酸性薬物との結合性が高いのに対し、AGPはリドカイン、イミプラミンのような塩基性薬物と強く結合する特徴がある。