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薬学用語解説

ネイティブケミカル ライゲーション

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
化学系薬学部会
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水溶液中で無保護ペプチドが連結できる方法。1994年にDawson、Kentらによって報告され、簡便な方法としてタンパク質化学合成に用いられている。NCLは一方のペプチド鎖のC末端に導入されたチオエステル基と、他方のペプチド鎖のN末端に導入されたシステイン残基側鎖のチオール基がチオエステル交換反応を起こし、2つのペプチドが連結後、続く分子内アシル転位を介して2つのペプチド鎖が天然のペプチド結合で縮合する方法である。