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薬学用語解説

グリーンケミストリー
サスティナブルケミストリー

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
化学系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会

グリーンケミストリーとは、有害な物質の生成や使用を削減もしくは除去するような化学物質や製造プロセスの創出、設計、応用である、と定義されている。サスティナブルケミストリーとも呼ばれ、環境調和型、環境負荷を軽減した、環境に優しい化学のことをいう。Paul T. AnastasとJohn C. Warnerによりグリーンケミストリーの12箇条が提唱され、「廃棄物は出してから処理ではなく、出さない。原料をなるべく無駄にしない形の合成をする。人体と環境に害の少ない反応物・生成物にする。機能が同じなら、毒性のなるべく小さい物質をつくる。」など、害を出さないことを第一とする化学の方向性12箇条が示されている。