薬学用語解説
クメン法
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
化学系薬学部会
© 公益社団法人日本薬学会
クメン(イソプロピルベンゼン)を高温、アルカリ存在下で自動酸化(空気酸化)して得られるクメンヒドロペルオキシドから、フェノールとアセトンを得る方法。現在フェノールの工業的合成法として用いられている。クメンの自動酸化ではベンジル位のラジカルが生成し、これに酸素分子が反応する。