薬学用語解説
ヒドロキシプロピルセルロース
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
医療薬科学部会
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セルロースのブドウ糖残基のアルコールの5~8割をヒドロキシプロポキシル基(-OC3H6OH)で置換したもの。セルロースと異なり、水、アルコール類に溶ける。水を加えると粘り気のある液となり、フィルム形成能が高いためフィルムコーティング剤として用いられる。また、錠剤や顆粒剤の結合剤として使用される。医薬品以外でも、粘性を持つことから化粧品(クリーム、ローション、シャンプーなど)にも用いられている。