薬学用語解説
三種混合ワクチン
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2023年11月02日
医療薬科学部会
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ジフテリア・百日せき・破傷風の3つの病原菌に対する混合ワクチン。それぞれ、Diphtheria、Pertussis、Tetanusの頭文字をとってDPTワクチン、DPTと呼ばれることもある。 三種混合ワクチンはジフテリア不活性化ワクチン(D)、百日咳不活性化ワクチン(P)、破傷風不活性化ワクチン(破傷風トキソイド T)。母子免疫(受動免疫) は望めないので生後かなり早い時期から行われている。 第1期初回接種は生後3から12カ月までに3-8週間間隔で3回、毎回DTPワクチンを0.5ミリリットルずつ皮下注射。ここまでが初回接種で完了。第1期追加接種・・初回接種終了後6カ月以上の間隔をおいて接種(3歳までに、1期初回完了後1年から1年半後に1回が望ましい)。第2期は小学校6年生に1回2種混合DTとして行う場合がある(百日咳(P)は摂取しない)。