薬学用語解説
POS
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2023年12月27日
医療薬科学部会
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1968年米国の医師L.Lweedにより提唱された問題解決技法の一つ。医師、看護師の標準的な記録(診療録(カルテ)、看護記録)に利用されている。考え方の基本は、問題解決過程にあり、患者の主観的情報Subjective(S)、患者の客観的な情報Objective(O)、情報の分析過程、期待される結果Analysis/assessment(A)、医療の計画Plan(P)、と進めていく。POSのサイクルを繰り返しながらその過程を記録することにより、医療チームの中で情報の共有化がなされ、連携が強化される。 POSは患者ケアに倫理性・客観性・継続性をもたらし、ファーマシューティカルケアを実現するための強力な手段となる。