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薬学用語解説

妊孕性温存

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2023年12月21日
医療薬科学部会
© 公益社団法人日本薬学会

「小児、思春期・若年がん患者の妊孕性温存に関する診療ガイドライン2017年版」では、妊孕性とは妊娠できる能力のことである。がん治療前、不妊症患者に対する生殖補助医療が応用され、妊孕性温存療法が行われる。女性では思春期以後に治療開始まで時間の余裕がある場合、胚(受精卵)凍結や未受精卵凍結が行われる。一方、思春期以前の場合や思春期以後でも治療開始まで時間的余裕のない場合には卵巣組織凍結が行われる。男性では思春期以後に射精が可能な場合、射出精子が凍結され、射精が不可能な場合、電気射精法や精巣内精子採取術を用いた精巣内精子が凍結される。なお思春期以前の男児では、現時点で適用しうる妊孕性温存療法は存在しない。