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薬学用語解説

薬学共用試験

作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
レギュラトリーサイエンス部会
© 公益社団法人日本薬学会

薬学生が病院や薬局での参加型の実務実習を実施する前に、備えておくべき最低限の「知識・技能・態度」を評価するための、全国的に統一された試験のこと。薬学共用試験は主として知識を評価するためのCBT(computer based testing)と、技能や態度を評価するためのOSCE(objective structured clinical examination)の2種類の試験から成っている。参加型の実務実習では、服薬指導を含めた患者との対話、調剤、注射薬の無菌調製、医薬品情報の収集や解析など、薬剤師が通常行う諸実務を、病院や薬局の指導薬剤師の指導の下に実施する。しかし、薬剤師資格を持たない実習生は本来こうした作業はできないため、あらかじめ実習に参加する前に、すべての薬学生は薬学共用試験を受け、一定の水準を超えていることが求められる。