薬学用語解説
ゴンペルツ関数
作成日: 2023年07月22日
更新日: 2024年03月01日
レギュラトリーサイエンス部会
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イギリスの生命保険専門家Benjamin Gompertzにより考案された、加齢と死亡率の増大との数学的関係を表した関数。ヒトでは30歳以降、8年ごとに死亡率が約2倍に上昇していくが、横軸に年齢、縦軸に死亡率の対数を取る(片対数グラフ)と、直線関係で表される。すなわち、死亡率が年齢の指数関数になる。ある(動物)集団においてこの直線の傾きが大きいことは、その集団の老化速度が速いことを意味する。