menu

薬学用語解説

アドレナリン
adrenaline

作成日: 2024年05月09日
更新日: 2024年05月09日
生薬天然物部会
© 公益社団法人日本薬学会

C9H13NO3。カテコールアミンに分類される生体内アミンの1つ。チロシンを前駆体とし、ドーパミン、ノルアドレナリンを経て生合成される。副腎髄質のアドレナリン細胞とアドレナリンを神経伝達物質とするアドレナリン作動性ニューロンで生成され、副腎髄質ホルモンおよび神経伝達物質として放出されて細胞間情報伝達物質として働く。交感神経は末端からノルアドレナリンを分泌するのに対し、副腎髄質からは主としてアドレナリンが分泌される。アドレナリンは主に心機能亢進作用、ノルアドレナリンは血圧上昇作用を強く発揮する。