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薬学用語解説

イソキノリン
isoquinoline/2-benzazine

作成日: 2024年05月09日
更新日: 2024年05月09日
生薬天然物部会
© 公益社団法人日本薬学会

ナフタレンの2位(β位)が窒素になった芳香族複素環式化合物。融点26℃、沸点243℃の液状物質。ピリジンと同様に塩基性を示し、反応性も類似している。チロシンを出発原料としたイソキノリンアルカロイドは天然物に多数存在し、その中にはベルベリン、モルヒネなどがある。正確にはイソキノリンアルカロイドの基本骨格は1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンである。