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薬学用語解説

キノリン
quinoline/1-benzazine

作成日: 2024年05月09日
更新日: 2024年05月09日
生薬天然物部会
© 公益社団法人日本薬学会

ナフタレンの1位(α位)が窒素になった芳香族複素環式化合物。融点-15℃、沸点238℃。ピリジンと同様に塩基性を示し、反応性も類似している。キノリン骨格を含む天然物としては、キナの樹皮に含まれるキニーネ、キニジンがある。キニーネは抗マラリア薬、キニジンは抗不整脈の薬として用いられているが、この二つの化合物は互いにジアステレオマーである。