menu

薬学用語解説

生活習慣病
せいかつしゅうかんびょう
life-style related disease

作成日: 2025年06月18日
更新日: 2025年06月18日
環境・衛生部会
© 公益社団法人日本薬学会

食生活、運動習慣、ストレス、喫煙、飲酒などの生活習慣が発症・進行に関与する疾病の総称。具体的には40~60歳位に多い疾患である肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、メタボリックシンドローム、脳血管疾患、心疾患、動脈硬化症、がん、歯周病などがあげられる。発症に至るまでの潜伏期間の長い慢性病で、有病期間が長く完治することが少ないため、生活習慣の改善を目指す一次予防が重要である。かつては、加齢によって発病すると考えられ、成人病と呼ばれたが、長年の生活習慣が発症に深く関わることが判明してきた。生活習慣病の発症と予後のメカニズムは単純ではないが、遺伝要因、外部環境要因、生活習慣要因の三つの観点から解明が進められている。