薬学用語解説
PBL
作成日: 2025年06月18日
更新日: 2025年06月18日
薬学教育委員会
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PBLは30年ほど前にカナダで始められた授業形態であり、日本では「問題基盤型学習」や「問題解決型学習」と呼ばれている。従来の日本の教育は主に知識の習得に重点が置かれていたが、現在、問題を自らで見つけ出し、自らの知識を使ってそれを解決する力が求められている。そのために、知識を整理して問題が何であるかを把握し、その問題に即した解決法を自ら考え出す力を養成する学習方法がPBLである。医療、工学など、実践の場での問題解決が職業的スキルとして重要視される分野で採用されていることが多い。同じ略語としてproject based learningと呼ばれているものがあり、こちらは「プロジェクト基盤型学習」として定義され、異なるものである。