薬学用語解説

DNAマイクロアレイ

網羅的な遺伝子発現解析技術の一つ。数百から数十万種類の遺伝子を解析できる。その原理は、非常に小さな区画にそれぞれの遺伝子に対応するcDNAまたは相補的なオリゴマーを貼り付けた基盤上で（通常～数cm2位）、標識したRNA（あるいはDNA）を反応させて、レーザースキャナ一等でその強度を読み取り、そこから出てくる大量の生データをコンピュータで解析するものである。この技術は、遺伝子発現量の比較のみならず、遺伝子診断や細菌、ウイルスなどの検出、あるいは一塩基多型（SNPs）などの遺伝子多型の解析等にも利用されている。