薬学用語解説
CBD
Convention on Biological Diversity
作成日: 2025年06月18日
更新日: 2025年06月18日
環境・衛生部会
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人類は、生物を食糧、医療、科学等に幅広く利用している。近年、野生生物の種の絶滅が進行し、生態系の破壊に対する懸念が深刻となっている。このような背景から、希少種の取引規制や特定の地域の生物種の保護を目的とする既存の国際条約が1993年発効された。2018年12月現在、194か国、欧州連合(EU)及びパレスチナが締結している(なお、米国は未締結。)(1)生物多様性の保全、(2)生物多様性の構成要素の持続可能な利用(3)遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を目的とする(第1条)。