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2022/12/01

2023年度学会賞受賞者のお知らせ

2023年度学会賞の授賞は、2022年11月18日開催の理事会において次のとおり決定されましたので、お知らせします。
授賞式  日時:2023年3月25日(土)13:00~15:30予定

場所:北海道大学医学部学友会館フラテ フラテホール

薬学会賞受賞者(応募10件、授賞4件)

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赤井 周司 金子 周司
(大阪大学大学院薬学研究科 教授) (京都大学大学院薬学研究科 教授)
「持続可能な社会構築に資する高選択的精密合成の開発と医薬学への応用」 「分子機序に基づく創薬から臨床情報に基づく創薬への新たな展開」
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佐治木 弘尚 原島 秀吉
(岐阜薬科大学 副学長/教授) (北海道大学大学院薬学研究院 卓越教授)
「固体触媒の創製と潜在的触媒活性の発掘に基づく官能基変換法の開発」 「細胞内動態制御に基づいた遺伝子・核酸送達システムの創製と ナノ医療への展開」


○ 学術振興賞受賞者(応募9件、授賞6件)

第1A部門 有機化学  第1B部門 生薬・天然物化学、医薬品化学
第2部門 分析化学、物理化学、アイソトープ・放射線科学
第3部門 生物化学、微生物科学
第4A部門 薬剤学・製剤学、医療薬学  第4B部門 衛生化学、薬理学

第1A部門 第1B部門
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山中 正道 森田 洋行
(明治薬科大学 教授) (富山大学和漢医薬学総合研究所 教授)
「ウレア誘導体を基軸とした低分子ゲル化剤の開発と応用」 「植物由来生物活性化合物の探索と生合成酵素の立体構造解析」
第2部門 第3部門
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小川 美香子 岡田 欣晃
(北海道大学大学院薬学研究院 教授) (大阪大学大学院薬学研究科 准教授)
「放射線、光技術を利用した分子イメージング薬および治療薬の開発」 「血管透過性を標的とする重症感染症治療薬の開発」
第4A部門 第4B部門
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尾上 誠良 山村 寿男
(静岡県立大学薬学部 教授) (名古屋市立大学大学院薬学研究科 教授)
「生物薬剤学的特性改善を指向した薬物送達システムの構築」 「クロライドチャネルの多彩な生理機能と病態機能変化」


○ 奨励賞受賞者(応募12件、授賞8件)

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青木 重樹 池内 和忠
(千葉大学大学院薬学研究院 講師) (名古屋市立大学大学院薬学研究科 講師)
「薬物副作用の個人差の背景に潜むメカニズムの解明」 「構造特性を利用する新規合成手法の開発と天然物合成への応用」
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佐藤 玄 中島 誠也
(山梨大学大学院総合研究部 特任助教(PI)) (千葉大学大学院薬学研究院 助教)
「理論計算を基軸とした天然物の生合成機構研究」 「ラジカル化学種の発生手法開拓及び合成化学展開」
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永安 一樹 前川 正充
(京都大学大学院薬学研究科 助教) (東北大学病院薬剤部 准教授)
「精神疾患治療を目指した神経薬理学と情報薬理学の融合研究」 「液体クロマトグラフィー/質量分析法を用いる内因性代謝物の変動解析と各種疾患バイオマーカー探索」
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道永 昌太郎 山田 雄二
(明治薬科大学 専任講師) (東京薬科大学 講師)
「アストロサイトの機能分子を標的とした脳損傷に対する創薬研究」 「細胞接着ペプチドのバイオマテリアルへの応用」


○ 女性薬学研究者奨励賞受賞者(応募4件、授賞2件)

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清水 かほり 吉田 直子
(大阪大谷大学薬学部 専任講師) (金沢大学医薬保健研究域附属AIホスピタル・マクロシグナルダイナミクス研究開発センター 助教)
「改良型アデノウイルスベクターの開発と生活習慣病治療への応用」 「新技術を活用した低品質・偽造医薬品の製剤学的実態解明ならびに検出法の開発に関する研究」


○ 創薬科学賞受賞者(応募3件、授賞2件)

「JAK阻害薬 delgocitinibの創製」
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塩﨑  真 野路  悟 小西 典子 谷本 敦男 仲  裕一
塩﨑  真(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター化学研究所 副所長)
野路  悟(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター化学研究所 グループリーダー)
小西 典子(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター生物研究所 グループリーダー)
谷本 敦男(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター生物研究所 主幹研究員)
仲  裕一(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター研究企画部 グループリーダー)
受賞理由
同じ作用機序を持つ先行化合物が多数存在する中、三次元性を高めた構造複雑性の付与という観点で構造展開を行い、高活性かつ高選択的な新規JAK阻害薬を見出した点は高い独創性が発揮されている。加えて、合成難易度の高いスピロアミンパートを含む本誘導体について実用的な製造プロセスを開発した点も高い評価に値する。さらに、臨床応用する際には、先行する同作用機序薬にはなかったポジショニングであるアトピー性皮膚炎の外用剤を選択、研究開発・上市した点に優れた戦略性と高い医療現場への波及効果が認められる。以上のことから創薬科学賞の受賞に十分値するものと判断された。

「新規シデロフォアセファロスポリン抗菌薬セフィデロコルの創製」
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青木 俊明 山脇 健二 佐藤 剛章 西谷 康宏 山野 佳則
青木 俊明(塩野義製薬株式会社 R&D支援室 グループ長)
山脇 健二(塩野義製薬株式会社 創薬化学研究所 創薬化学研究所長)
佐藤 剛章(塩野義製薬株式会社 創薬疾患研究所 創薬疾患研究所長)
西谷 康宏(塩野義製薬株式会社 2011年退職)
山野 佳則(塩野義製薬株式会社 創薬疾患研究所 感染症領域シニアフェロー)
受賞理由
細菌の鉄輸送システムを利用したユニークな創薬コンセプトに着目し、世界初のシデロフォアセファロスポリンを創出した点に高い独創性がある。加えて、治療選択肢が不足しWHOが懸念するカルバペネム耐性グラム陰性菌感染症に対して治療薬薬を提供したことで、製品有用性、医療革新性が非常に高いものとなっている。さらに、低中所得国を含めた全世界に本薬剤を提供していることは、世界規模の健康増進と保護という観点で多大な貢献をもたらしている。以上のことから創薬科学賞の受賞に十分値するものと判断された。

○ 教育賞受賞者(応募1件、授賞1件)

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夏苅 英昭
(新潟薬科大学 客員教授(教授))
「執筆活動による薬学教育ならびに薬剤師生涯教育への貢献」