第145年会ハイライト集
40/54

5-アミノレブリン酸による血圧低下遷延に影響を及ぼす因子の検討 がんによる筋細胞の萎縮および抗がん薬による細胞増殖抑制効果にイメグリミンが与える影響 内分泌療法感受性の乳がん患者において胃酸分泌抑制薬がCDK4/6阻害薬の治療効果に与える影響 37 医療系-医療薬学 医療系-医療薬学 医療系-医療薬学 28P-pm419 28P-pm430 28-09-am07S 〔九大院薬〕藤田 隼輔 〔山口大病院薬〕木村 光 〔慶應大薬〕高橋 佳織 がん治療は日々進歩していますが、筋肉が落ちてやせてしまう、治療があまり効かない、といった問題に対しては、さらなる対応策が望まれています。そこで本研究では、患者さんを元気な状態に保ち、抗がん剤による治療効果を高めるための薬として糖尿病治療薬であるイメグリミンに着目し、その有効性について検討しました。 5-アミノレブリン酸(5-ALA)は特別な光を当てると光る特性があり、この性質を活用してがんの診断に利用されています。しかし5-ALAを使うと一部の患者さんで低血圧が持続することがあります。そこで私たちは病院の記録データを解析して、5-ALAを使った後の低血圧と関連するバイオマーカーを探索しました。 進行・再発乳がんの標準治療である経口抗がん薬「CDK4/6阻害薬」と、多くのがん患者さんが胃薬として服用する「胃酸分泌抑制薬」の相互作用の有無が議論の的となっています。 そこで本研究では、慶應義塾大学病院はじめ5施設の患者データを収集、解析し、この薬物間相互作用の実態を明らかにしました。 #がん治療 #がん悪液質 #イメグリミン #5-アミノレブリン酸 #低血圧 #バイオマーカー #乳がん #CDK4/6阻害薬 #胃酸分泌抑制薬 糖尿病の薬をがん治療に活用 がんの光診断を安全に行うためには? 胃薬が乳がん治療薬の効果に与える影響 一般学術発表 ハイライト要旨

元のページ  ../index.html#40

このブックを見る