第145年会ハイライト集
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調剤薬局を拠点とした服薬支援スマートフォンアプリが服薬遵守率に与える効果の検証:ランダム化比較試験 ラット初代後根神経節細胞を用いた細胞外電位計測による オキサリプラチン急性毒性の評価 マウスにおいて生菌製剤が免疫チェックポイント阻害薬の抗腫瘍効果に与える影響 36 医療系-医療薬学 医療系-医療薬学 医療系-医療薬学 28P-am439 28-08-am09 28P-am457S 〔京大院医〕立山 由紀子 〔鹿児島大病院薬〕有馬 太陽 〔慶應大薬〕岡田 晏奈 生活習慣病患者を対象に、調剤薬局で服薬支援スマホアプリの効果をランダム化比較試験で検証しました。アプリ使用群と非使用群の間で服薬遵守率に有意差は認められませんでしたが、「楽しんで使用する」要素が服薬行動の改善に寄与する可能性が示唆されました。ICTを活用した新たな知見の構築が望まれます。 オキサリプラチンは、消化器系がん治療に広く使用される抗がん薬です。しかし、副作用として手足の痛みや冷たさへの過敏反応があり、患者さんの日常生活に大きな影響を及ぼします。我々は、この副作用を軽減するPAC1受容体拮抗薬の研究を行っており、患者さんの負担軽減と生活の質向上を目指しています。 現在、抗がん剤と胃薬の1つである胃酸分泌抑制薬を併用すると、抗がん剤の効果が低下することが臨床的課題となっています。この課題解決の糸口として、整腸剤が注目されています。 本研究では、整腸剤でマウスの腸内環境を整えることで、胃酸分泌抑制薬によって低下した抗がん剤の効果を高められることを検証しました。 #調剤薬局 #服薬支援スマホアプリ #服薬遵守率 #オキサリプラチン #PAC1受容体拮抗薬 #生活の質 #整腸剤 #胃酸分泌抑制薬 #腸内細菌 スマホアプリを使った服薬支援は有用か? 抗がん薬投与で起こるしびれを防ぎたい 整腸剤でがんの成長をSTOP? 一般学術発表 ハイライト要旨

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