mini-Gを用いたGPCRと複数のトランスデューサー間の相互作用評価系(miniG-Tango)の確立 がん抑制p53経路を活性化させる新たながん分子標的治療薬の開発 環境エンリッチメントによる3q29領域欠失モデルマウスの精神疾患様表現型の回復 31 生物系-生物化学 生物系-生物化学 生物系-薬理学 27-13-am03S 28P-pm191 28-10-pm04S 〔WDB エウレカ社 / 東農大院生命〕秋本 祐弥 〔鹿児島大院〕安木 千央 〔東北大院薬〕山口 壮 “抗がん剤治療”と聞くと、多くの方がつらい副作用をイメージされると思います。これは抗がん剤が、がん細胞以外の健康な細胞も攻撃してしまうことが原因です。そこで私たちは、体の中にある抗がんシステムを使った副作用の少ない薬を開発しました。これまでの抗がん剤のイメージを変える、最先端の研究をご紹介します! 脳機能は遺伝的要因だけでなく、環境要因の影響を受けます。特に、発達過程の環境要因は神経発達障害に関与すると考えられていますが、詳細は不明です。今回、私達は母体妊娠期の飼育環境を回し車などを使用して豊かにすることで、疾患モデルマウス産仔の神経細胞の発達や社会性行動の異常が改善することを示しました。 Gタンパク質共役型受容体は多様な細胞内シグナルを活性化する創薬標的です。これらを標的とする創薬では、シグナルの種類と強さの評価が必要ですが、シグナルの多様性から単一手法で網羅的に評価することが困難でした。そこで、私たちは活性化認識バイオセンサーを用いて複数のシグナルを検出できる手法を確立しました。 #新規がん治療薬 #がん抑制遺伝子 #副作用軽減 #脳機能 #環境要因 #神経発達障害 #Gタンパク質共役型受容体 (GPCR) #創薬標的 #バイオセンサー 「苦しい抗がん剤治療」にちょっと待った! 妊娠期の環境が産仔の脳機能に影響を与える GPCRを介したシグナルについての評価法 一般学術発表 ハイライト要旨
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