第145年会ハイライト集
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CYP11B2標的PETプローブの臨床応用に向けた体内動態、被ばく線量推定および代謝物評価 タンパク質N末端アセチル化修飾の大規模計測とタンパク質半減期との相関解析 変異型SARS-CoV-2を高効率で中和する共有結合型ACE2-Fcの開発 30 物理系-分析化学 物理系-放射化学 生物系-生物化学 27-08-am12S 28-08-pm12S 27P-am365S 〔京大院薬〕竹下 茜衣 〔東北大院薬〕清水 悠暉 〔阪大院薬〕鈴木 喬介 タンパク質N末端配列は、その安定性を制御する重要な要素であり、N-end ruleとして知られています。一方、N末端アセチル化については、タンパク質を安定化するのか、そうでないのか、未だに結論は出ていません。我々は、独自のタンパク質N末端ペプチド大規模解析技術により、この謎に挑戦します。 全高血圧患者のうち、約10%は副腎に生じる腺腫を主な原因とする原発性アルドステロン症(PA)だといわれています。現在のPA診断は、手術が難しく、患者の身体的負担も大きいことが課題です。そこで私たちは、放射性薬剤を開発することで、簡便かつ非侵襲的にPAの画像診断を可能にすることを目指しています。 新型コロナウイルスは、ワクチンや抗体が有効でない種々の変異株が出現しています。そこで変異株間で保存性の高いウイルスの特定部位に着目し、そこに共有結合する模倣受容体蛋白質を開発しました。この蛋白質はウイルスの弱点となる部位に結合し感染を防ぐため、様々な変異株に有効な新規治療薬への応用が期待されます。 #プロテオミクス #N末端アセチル化 #タンパク質半減期 #高血圧症 #原発性アルドステロン #PET #新型コロナウイルス #蛋白質製剤 #人工アミノ酸導入技術 PET薬剤で高血圧症の原因を画像診断する ウイルスの弱点を掴んで離さない蛋白質製剤 生か死か、N-アセチルが問題だ 一般学術発表 ハイライト要旨

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