第145年会ハイライト集
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日本薬学会第145年会は、「薬学エコシステムの推進:異分野連携で拓く未来のイノベーション」をテーマに、2025年3月27日(木)から29日(土)までの3日間、福岡国際会議場とマリンメッセ福岡にて開催されます。本年会では、異なる部会、学会、国、業種、研究手法、世代などの様々な垣根を超え、お互いの情報を交換し、お互いをよく理解し、お互いの繋がりを強く・深くすることで、従来の垣根を超えたさらなる異分野連携を推進します。 年会のプログラムは、開会式・会頭講演を皮切りに、海外3件・国内3件の著名な研究者による特別講演、受賞講演、最先端の研究成果が集結するシンポジウム(新たに設けたスポンサードシンポジウム16件を含む80件)、理事会企画シンポジウム4件が企画されています。また、一般学術発表は口頭発表1,095件、ポスター発表2,682件と過去最大規模であり、多彩なテーマのもとで活発な討論が期待されます。 本ハイライト集は、日本薬学会広報委員会のご協力のもと、特に注目すべき研究発表や、一般の方々にも関心の高い演題を厳選し、キーワードを付与して掲載しました。また、グラフィカルアブストラクトを用いた視覚的にわかりやすい解説や、各分野の重要な講演概要も収録しています。本誌が、年会の見どころ、聴きどころを見極める一助となれば幸いです。 日本薬学会では、年会や支部会、専門部会などの多様な学術集会を開催するとともに、学術誌や会報誌を発刊し、最先端の研究成果や関連情報を広く発信しています。とくに年会は、国内の薬学研究者が一堂に会し、基礎から応用、創薬、医療、さらには社会実装まで、幅広い分野の研究が発表される場です。分野を超えた交流を通じて新たな知見が生まれ、研究者同士のネットワークを強化し、次世代の薬学研究の発展に貢献する貴重な機会です。本誌では、年会で発表された研究の中から特に注目すべきシンポジウムおよび年会組織委員会が厳選した一般学術発表を掲載し、研究内容を簡潔に把握できるよう工夫しています。これにより、専門家だけでなく、報道関係者や一般の皆様にも関心を持っていただきやすくなっています。 広報委員会は、こうした学術活動を広く発信する役割を担い、本誌『年会ハイライト集』も、その一環として第145年会組織委員会と協力し、制作いたしました。本冊子を通じて、薬学研究の最前線に触れ、その社会的な意義を感じていただくとともに、多くの方々に年会会場へ足をお運びいただけましたら幸いです。 最後になりましたが、本冊子の制作にご協力いただいた皆様に、心より感謝申し上げます。 日本薬学会第145年会 組織委員長 大嶋 孝志 公益社団法人日本薬学会 広報委員長 楠原 洋之 ご挨拶

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