第145年会ハイライト集
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キーワード #生体模倣システム #オルガノイド #医薬品開発 キーワード #核酸医薬 #薬物送達 #膜透過学 スポンサードシンポジウム 2025年3月28日 13:15 ~ 14:50 生体模倣システム(MPS)技術の急速な発展により、生体外でヒト臓器機能を評価することが可能になりつつあります。より精度の高い創薬研究の実現を目指して、MPSを活用しようとする流れが製薬企業・アカデミアを問わず拡大しています。しかし、第一号の肺MPSの報告から15年経過した今、MPSは本当に創薬研究において役立つものになったのでしょうか?MPSの実用化の現状を知るべく、本シンポジウムでは創薬研究に資するMPSの開発に従事している国内の新進気鋭の製薬・アカデミア研究者にご講演いただきます。本シンポジウムでは、現在のMPS技術で実現できる創薬研究を明らかにするとともに、今後より実用的なMPS創薬を行うために足りない要素についても議論したいと思います。また、MPS創薬を行うにあたり、これから必要となるレギュラトリーサイエンス研究についても議論し、産官学が一体となってMPS創薬を推進するための意識共有を行うことが出来れば幸いです。 スポンサードシンポジウム 2025年3月28日 13:15 ~ 14:45 ここ数年、オリゴヌクレオチドを基盤とする核酸医薬は、低分子医薬、抗体医薬に続く創薬モダリティとして多大な注目を集めており、その研究開発は年々活発化しています。これまで化学修飾した人工核酸の活用により核酸医薬の有効性を高める試みが精力的になされてきた結果、現在は臨床応用に求められる高活性の核酸医薬を容易に取得できるようになってきました。また、近年まで課題とされていた核酸医薬の標的組織へのデリバリーも、脂質ナノ粒子を駆使した最先端の薬物送達システム(DDS)と核酸科学の融合により克服できつつあります。しかし、核酸医薬の実用化を今後さらに加速するには、オリゴヌクレオチドの細胞膜透過性が極めて低いなど、既存の技術では解決できない課題がまだまだ残されています。 本シンポジウムでは、このような核酸医薬の現状と課題に向き合う6人の若手薬学研究者の先生方に、ご自身の最新の研究成果についてお話しいただきます。また、オーガナイザーを中心に、核酸医薬の膜透過性向上を目指した異分野融合の学術変革領域研究(B)「膜透過学」を現在進めており、その成果についても本シンポジウムで紹介します。 14 (共催: 学術変革領域研究(B)膜透過学) 第2会場(福岡国際会議場: 501) 第5会場(福岡国際会議場: 202) (共催: AMED) SS07 創薬研究におけるMPSの利活用とその課題 SS09 若手薬学研究者が切り拓く未来の核酸創薬 オーガナイザー 高山 和雄 (京大)、山崎 大樹 (国立衛研) オーガナイザー 大澤 昂志 (阪大院薬)、笠原 勇矢 (医薬健栄研)

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