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創薬科学賞受賞者(応募3件、授賞2件) 「JAK阻害薬 delgocitinibの創製」 受賞講演 2023年3月28日(火)11:10~11:50 C1 会場 受賞理由 同じ作用機序を持つ先行化合物が多数存在する中、三次元性を高めた構造複雑性の付与という観点で構造展開を行い、高活性かつ高選択的な新規JAK阻害薬を見出した点は高い独創性が発揮されている。加えて、合成難易度の高いスピロアミンパートを含む本誘導体について実用的な製造プロセスを開発した点も高い評価に値する。さらに、臨床応用する際には、先行する同作用機序薬にはなかったポジショニングであるアトピー性皮膚炎の外用剤を選択、研究開発・上市した点に優れた戦略性と高い医療現場への波及効果が認められる。以上のことから創薬科学賞の受賞に十分値するものと判断された。 塩﨑 真 塩﨑 真(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター化学研究所 副所長) 野路 悟(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター化学研究所 グループ小西 典子(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター生物研究所 グループ谷本 敦男(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター生物研究所 主幹研究員) 仲 裕一(日本たばこ産業株式会社 医薬総合研究所 高槻リサーチセンター研究企画部 グループリーダー) リーダー) リーダー) 吉田 直子 (金沢大学医薬保健研究域附属AIホスピタル・マクロシグナルダイナミクス研究開発センター 助教) 「新技術を活用した低品質・偽造医薬品の製剤学的実態解明ならびに検出法の開発に関する研究」 2023年3月26日(日)12:00~12:30 G1 会場 野路 悟 小西 典子 谷本 敦男 仲 裕一 医薬品(診断薬・ワクチン、遺伝子医療、再生医療、リポジショニング等も含む)の創製により、医療に貢献した優れた研究業績をあげた者 あるいは医薬品の創製に関連した応用技術の開発・実用化により、医療に貢献した優れた研究業績をあげた者

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