● E3リガーゼおよびリンカーの フラグメントを用いた自動合成● 多検体の構造活性相関を 基にした合成IRAK-Mバインダー● CRISPR/Cas9スクリーニング● CETSA®/MS● 光アフィニティラベル化法● 近接依存性標識法 など● HiBiT● Nano-luc● Image-based・screeningなど● 多様性指向合成(DOS)● ノンバイアス● 自動合成● ノックアウト細胞による確認noadargeD%it(mm3)160014001200100080060040020005. おわりにEC50-7-6Log[M]6.167e-008ハイスループット合成図3 RaPPIDSTMを用いたPhenotypic-firstアプローチによる創薬研究フローリード最適化214IRAK-MバインダーE3リガーゼバインダーリンカーフラグメント図2 FIM-001の抗腫瘍試験(LLC syngeneic model)ハイスループット分解活性評価LLC細胞を移植05 0腫瘍サイズFIM-001: 100 mg/kg 皮下1回投与8d11d14d0 mg/kg10 mg/kg30 mg/kg100 mg/kg** 10 mg/kg×3** 30 mg/kg×3** 100 mg/kg×11015E3リガーゼLigase Bが特定された0,10,30 mg/kg 皮下3回投与0 mg/kg×320(日)の特定リンカーフラグメントE3バインダーフラグメントDC50=<10 nM(WB)BA=23%120906030-9-8ELISA-5-4CETSA® MSDC50 = 62 nMDunnett’s test**; p<0.0001Most promising IRAK-M degrader探索を行っている(図3)。FIM-001と同じIRAK-Mのバインダーを用いてPhenotypic-firstアプローチによる最適なE3リガーゼバインダーの探索を実施したところ、新規の構造を有するE3リガーゼバインダーによるIRAK-Mの分解活性が認められた。本化合物をリードとして、化合物の最適化検討を行った結果、強力なIRAK-M分解活性を示し、良好な薬物動態プロファイルを有する化合物を見出した。続くIRAK-Mの分解に寄与しているE3リガーゼの特定については、複数の手法の中から標的ごとに最適な手法を選択して実施することが重要である。今回は、CETSA®/MSの手法15)で化合物が結合するE3リガーゼを特定したのち、FGビーズを用いたPull downアッセイ16)を実施したところ、Ligase Bが分解に寄与していることが示唆された。さらに興味深いことにLigase Bのバインダーは、他のPOIバインダーを用いることで幅広い標的クラスを分解することができ、かつある特定の細胞種においてのみ分解活性を示す、すなわちLigase Bの発現に組織選択性があることが示された(図4)。これにより、より安全性の高い薬剤の創製の可能性が広がったといえる。 当社は、2022年にアステラス製薬株式会社と共同研
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