(pancreatic cancer))%(noitnuoCP=0.000460Fluorescence intensity(a. u.)t0l iaupop remd4PPD85Figure 5 SASを用いたプローブ合成システムの構築 Figure 6 膵臓がん患者血漿中のDPP4の1分子酵素活性の二相性パターンの変化 活性の高いDPP4と低いDPP4の2種類の分子種が存在する様子が観察され(右上)、その存在比が膵臓がん患者血漿、健常者血漿の間で変化している様子が観察された(右下)。PMAC-TBDPSReaction in liquid phasePhos-tagを用いることで、蛍光プローブ合成の反応系中からホスホン酸を有する蛍光プローブだけを単離することを可能とした。FAPα1/3000 plasmaPeptidesCOMUFluorogenicsubstrateprobesDPP(高活性)CondensationMinor DPPDPP4(低活性)TBDPS-OHCapture by solid phase250200150100501000090807060504030HealthyOxymaPhos-tag300002000040000Tumor行ったところ、これがALPの例と同様に高活性種、低活性種に分かれる様子が観察され、さらに興味深いことに、膵臓がん患者血漿サンプルの中で、この高活性種、低活性種の存在割合が変化している様子が明らかになった(Figure 6)。DPP4は主にdimerとして存在するタンパク質であるが、monomerとなったDPP4は不活性であることが知られており、これはdimer/monomer形成とは異なるメカニズムで起きている変化であると考えられる。DPP4はincretinなどの生理活性ペプチドの代謝を担っており、Ⅱ型糖尿病の治療薬の標的タンパク質にもなっている。血液中にその活性が存在することは知られていたものの、これが活性の異なる多数の活性種を有
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