MEDCHEMNEWSVol34No1
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創薬モダリティ基盤研究会国PJ展開、白書作成「2030 年に世界最先端のバイオエコノミー社会を実現」(smeWG) 2ヵ月に1回程度・年度ごとのまとめ3. 次世代抗体smeWG広報、講演、啓発活動(Open)専門家によるsmeWG活動(Closed)提言・実践活動図1  研究会活動方針:3つの柱<学び・議論・発信>米国・欧州の現状日本の現状図2  smeWG活動:研究会活動の中心・連携の場2020年4月2021年4月2022年4月BioJapan(啓発)、B&I(活動報告)、Quartely Report(定期発表)、白書報告次世代抗体、核酸医薬、遺伝子細胞治療、新治療技術、国PJ展開案・国内基盤 必要な技術はなにか・技術 アカデミア・ベンチャー最新技術・規制面 規制当局の方々の考え方・ビジネス 社会実装するうえでの課題(講演会提案)最新技術:直接演者と話をして情報・課題の共有年度まとめ次世代抗体、核酸医薬、遺伝子細胞治療、新治療技術、追加モダリティWG立上げ検討提言・実践にむけた活動年度まとめ日頃のsmeWG活動が、2030年ビジョン・バイオ戦略に反映されていく 2023年4月2030年ビジョン国内バイオ企業が米国・欧州の企業と連携しながら、活躍しているバイオ戦略2030年II8を行っているが、年度ごとに活動内容のまとめを行う。これまでの活動の成果としては、核酸医薬WGの活動から、AMEDの研究開発事業(RNA標的創薬技術開発)として、革新的次世代核酸医薬(INGOT)プロジェクトが開始された3)。また、新治療技術WGでは、WG活動内において医薬品開発への実践的なAI活用の取り組みが行われた。このような試みは海外では行われているものの、日本ではなかなか定着していないコンソーシアム型の取り組みの萌芽になることが期待される。本研究会をベースにして、参加メンバーによる組織の垣根を越えた活動が、徐々にではあるが実現されてきている。 研究会活動の目標として「緩(ゆる)やかな連携体制」を掲げており(図3)、それぞれのWG活動で抽出された共通課題を、「緩やかな連携」を通じて解決につなげることを目指している。また、本研究会内のWG間の連携だけでなく、AMED先端的バイオ創薬等基盤開発事業との連携講演会、BioPhorum(BPOG)など、さまざまな国内外の団体との連携講演会を進めながら、情報の共有、ネットワーク構築を進めている。加えて、より幅広い方々に本研究会の活動を知っていただくために、JBAが主催するBioJapanの主催者セミナーにおいて各WG活動のサマリーを発表している。 次世代抗体WGは、本研究会副会長の津本浩平氏(東

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