MEDCHEMNEWSVol34No1
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編集編集後記後記MEDCHEM NEWS編集委員会柿沼浩行(大正製薬・委員長)、石川稔(東北大院生命科学)、伊藤文雄(WuXi AppTec)、王子田彰夫(九大院薬)、土井隆行(東北大院薬)、永澤秀子(岐阜薬大)、馬場良泰(徳島大産官学連携セ)、原田一人(日本たばこ産業)、山本潤一郎(協和キリン)、山元康王(田辺三菱製薬)医薬化学部会のホームページhttp://www.pharm.or.jp/bukai/index.html本誌に掲載された著作物の複製・翻訳・上映・譲渡・公衆送信(データベースへの取り込みおよび送信可能化権を含む)に関する許諾権および行使権(非独占的)は公益社団法人日本薬学会が保有しています。本誌の複写は、一般社団法人学術著作権協会(〒107-0052東京都港区赤坂9-6-41 乃木坂ビル 電話03-3475-5618 Fax03-3475-5619 E-mail:info@jaacc.jp)の許可が必要です。公益社団法人日本複写権センターと包括複写許諾契約を締結されている企業の方を除sきます。定価 1100円(本体1000円+税10%)56MEDCHEM NEWS 34(1)56-56(2024)◆巻頭言 .................................................................1創薬環境の変化に医薬化学部会が果たす役割  青木 一真第一三共株式会社 研究開発本部 研究統括部 創薬化学研究所長日本薬学会 医薬化学部会長◆創薬最前線...........................................................7 久保庭 均一般財団法人バイオインダストリー協会(JBA)JBA運営会議議長/ 創薬モダリティ基盤研究会長/バイオエンジニアリング研究会副会長中外製薬㈱ 顧問◆WINDOW ...........................................................12二木 建太郎Inflammation & Immunology Medicinal Chemistry Design, Medicine Design, Pfizer Inc.◆ESSAYJBA創薬モダリティ基盤研究会の活動 ファイザー社における創薬研究  凝集体形成を活用した新規activatable型 ラマンプローブによるバイオイメージング .....................20東京工業大学 生命理工学院 藤岡 礼任 東京工業大学 生命理工学院 神谷 真子 生命現象の理解と病態診断に貢献する 超偏極MRI分子プローブ ..........................................25 東京大学 大学院工学系研究科 化学生命工学専攻 谷田部 浩行山東 信介  東京大学 大学院工学系研究科  化学生命工学専攻/バイオエンジニアリング専攻酸化脂質研究の最前線  ~検出・構造解析から疾患制御へ~ .............................30九州大学 大学院薬学研究院 分子病態解析学分野 山田 健一 細胞内環境で安定化する核酸構造を標的にした 低分子薬の開発 .......................................................36甲南大学 大学院フロンティアサイエンス研究科 橋本 佳樹 甲南大学 フロンティアサイエンス学部 川内 敬子 甲南大学 フロンティアサイエンス学部 三好 大輔 ◆DISCOVERY ......................................................43薬学部における有機化学と創薬化学、そしてアカデミア創薬 薬に関連する仕事に携わるなら一度は行きたい 東京薬科大学史料館 RNA標的低分子創薬に関連した2学会の参加報告  2024年2月~2024年10月の海外学会(Medicinal Chemistry関連) .....51「第40回メディシナルケミストリーシンポジウム」開催報告 ......522024年度日本薬学会医薬化学部会賞候補者の推薦について ......54◆編集後記 .............................................................56◦特集:創薬を支える計測・検出技術の最前線創薬を志向した最先端生体計測・検出技術 .....................17浦野 泰照  東京大学 大学院薬学系研究科 薬品代謝化学教室東京大学 大学院医学系研究科 生体情報学分野北海道大学 大学院薬学研究院 周東 智◆Coffee Break .......................................................47北里環境科学センター 味戸 慶一◆Report ................................................................48発行:公益社団法人 日本薬学会 医薬化学部会〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-12-15TEL(03)3406-3324 FAX(03)3498-1835© 2024 The Pharmaceutical Society of Japan中村 晃史第一三共㈱ 研究開発本部 研究統括部 創薬化学研究所  創薬探索基盤グループ◆ステム手帖-23 ....................宮田 直樹・中川 秀彦19◆BOOKS紹介 ...........................................岡 裕輔35◆記事  MEDCHEM NEWS編集代行事務局:株式会社じほうビジネスサービス内   E-mail:medchem@jiho.co.jpMEDCHEM NEWS Vol. 34 No. 1 2024年2月1日発行 第三種郵便物承認Print ISSN: 2432-8618 Online ISSN: 2432-8626 寒気はまだまだ退きませんが、今号も本誌は熱いメドケムを中心とした創薬研究の記事が揃っています。巻頭言では第一三共の青木先生より創薬環境の変化の中、医薬化学部会およびメディシナルケミストの変革について述べていただきました。創薬最前線では久保庭先生よりJBA創薬モダリティ基盤研究会における4つの活動を概説いただきました。創薬モダリティに軸足を置いた議論・研究を通じて日本のバイオエコノミーの推進に資する、というビジョンへの共感と理解が進む内容になっております。WINDOWでは二木先生よりファイザーのメドケム戦略、研究環境、そして最近の成果をご紹介いただきました。また、米国研究所におけるご経験や考え方について述べていただいています。ESSAYでは創薬を支える計測・検出技術に関する特集を組んでおります。はじめに浦野先生により低分子機能性分子への期待とともに全体を概説いただいています。2つ目は神谷先生により細胞内滞留性に優れる新しいラマンプローブの開発と生体組織における標的酵素活性領域の検出について論じられています。3つ目は山東先生により独自の実用的なDNP-MRIプローブによって長時間のシグナル観測を可能にし、生体内における酵素代謝の検出とイメージングについて寄稿いただきました。4つ目は山田先生により治療ターゲットとして注目されている脂質ラジカルや酸化脂質の検出および構造解析技術を概説されています。また、脂質ラジカルの新たな阻害剤の探索についても紹介いただきました。5つ目は三好先生により細胞内の分子夾雑環境で熱力学的に安定化する核酸に着目し、その核酸の非標準構造を標的とした新たな発想の創薬について述べられています。DISCOVERYでは周東先生より創薬研究のみなら ず、薬学研究における有機化学と創薬化学の重要性をご提起いただきました。Coffee Breakでは味戸先生より薬学、薬剤学等の歴史史料が展示されている「東京薬科大学史料館」の価値や見どころを紹介いただきました。REPORTでは第一三共の中村先生がRNA標的低分子創薬に関する2つの重要学会からのトピックスを報告くださりました。 刻々と変化する時代といわれていますが、本誌も変化を捉え、最新かつ多様な内容に努めて参ります。引き続きのご愛読をお願い申し上げます。 編集委員  山本潤一郎MEDCHEM NEWS Vol.34 No.1 目次

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