MEDCHEM NEWS Vol.33 No.4
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正 ◆ステム手帖-20 .......................宮田 直樹・中川 秀彦90208写真1 ポスター発表の会場風景訂正箇所:100頁 目次 誤 ◆ステム手帖-20 .......................宮田 直樹90ではないかと思いました。奥田修先生(中外製薬)には「中外製薬の革新的医薬品創出に向けた挑戦」という演題で、中外製薬が展開する抗体エンジニアリング技術について詳しく説明していただき、また中外製薬が中分子創薬にも真剣に取り組んでいることが紹介されました。奥田先生の発表からは、抗体エンジニアリング技術は中外独自の技術で長い年月の研究の成果であること、研究者を大切にする企業風土が感じられ、20年以上にわたって抗体医薬を日本で牽引してきた自信と風格を感じました。本年度の創薬懇話会はこの2つの講演をもって閉会とし、解散となりました。製薬企業、ベンチャー企業のトップとして大変忙しい予定のなか、講演を行っていただきました5先生に改めて感謝申しあげます。学会期間中、このような演者を集めた講演会を聴いたことがなく、大変刺激になったという声を多数いただきました。 1日目の夕食後、交流会を実施しました。3名の講師の先生方には宿泊もしていただき、交流会等でも学生、教員等と交流をしていただきました。この会の趣旨が実現できて大変うれし MEDCHEM NEWS Vol.33 No.2(2023年5月1日号)に以下の誤りがございました。ここに訂正させていただきますとともに深くお詫び申し上げます。く思います。久しぶりに対面で(お酒を飲んで)話すことが珍しく、予定時間を大分過ぎてのお開きになりました。 いずれのご講演におきましても、質疑応答では大学院生の参加者から多数の手が上がり、活発な議論が行われました。自身の進路を考えるうえでもそのヒントがあったのではないかと思います。講演の時間内で質問できなかった事柄は、夕食時間、交流会、朝食時間の間に講師の先生方に質問していたようです。丁寧にお答えいただき講師の先生方に改めて御礼申しあげます。ポスターセッションにおいては、創薬懇話会にご参加いただいた4名の先生方に審査を依頼し、優れた発表を行った6名を優秀発表賞に選考し、後日学会ホームページで発表いたしました。前述のように大変優れた発表が多く選考は難航し、通常より多くの優秀発表賞を選出いたしました。 創薬懇話会第1日目の中程に、市川聡先生(北海道大学大学院薬学研究院教授)から、「創薬懇話会 2024 in 札幌」(2024年6月)についてご紹介いただきました。大変気候の良い時期の北海道での開催は大変楽しみです。 最後になりますが、開催にあたり夕食時や交流会の際にご挨拶いただきました医薬化学部会前部会長の国嶋崇隆先生、医薬化学部会副部会長の林良雄先生をはじめとする医薬化学部会の先生方、創薬懇話会の運営と進行にご協力いただいた実行委員の先生方、ポスター発表審査を担当いただきました審査員の先生方、また会の開催に大変ご協力いただきましたニューウェルシティ湯河原の栃原宏美氏、剣持雅人氏に、心から感謝申しあげます。最後になりますが、2023年度国際交流助成金のご⽀援をいただきました。関係者の諸先生方をはじめ、テルモ生命科学振興財団に深く感謝申しあげます。2日目は台風の影響が危惧されましたが、懇話会が終了するころには青空が広がり、大きな影響なく参加者全員が無事に帰路につきました。「創薬懇話会2023 in 湯河原」実行委員長大和田智彦(東京大学大学院薬学系研究科)Copyright © 2023 The Pharmaceutical Society of JapanMEDCHEM NEWS 33-2号「目次」訂正のお知らせ

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