MEDCHEM NEWS Vol.33 No.4
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J-CLIC会員A社B社C社D社X社6. BALUEでの取り組み5. J-PUBLICでの取り組み178図2  創薬支援事業の歩み2010年•K-BBプロジェクトスタート2006年•つくば事業所ケミカルバンクスタート1996年•三田事業所ケミカルバンクスタート①カタログ情報②発注⑤納品図3  J-CLICにおけるキシダ化学の役割2017年•BALUEスタート2015年•J-CLICスタート2013年•K-Libraryプロジェクトスタート事業スタートアミノ酸事業スタート キシダ化学調達窓口溶液化プレート化(分注)創薬コンソーシアム事業拡大海外の合成会社③原料手配④原料輸入2021〜2023年BALUE、J-PUBLIC他2020年•J-PUBLIC2019年•非天然型をグループ分けしてなるべく共通化できる部分を見出し、参加各社と一体となって作業効率を向上させることにより、問題なく5年間納品することができた。J-CLICの活動を通じて参加各社との信頼関係が強化され、次のJ-PUBLIC業務獲得につながったと考えている。 ライブラリの管理につき、日本の企業規模では単独で欧米の巨大企業に対抗できない状況になっている。そこで2020年4月に、国内9社が適切な化合物数と多様性を維持したAll Japan化合物ライブラリの構築を目指し、「日本パブリックライブラリコンソーシアム(J-PUBLIC)」を設立した。キシダ化学は、J-PUBLIC会員から拠出された粉体約44万化合物の保管管理を行い、各社研究員からのオーダーに従って指定された容器に秤量したうえで納品する業務を担当している(図4)。また一部の会員からは溶液で納品して欲しいとの要望があり、一定の濃度に調製したDMSO溶液として納品することにも対応している。 J-CLICのような企業間で購入ライブラリを共有化し「すべてはお客様の研究開発のために」

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