MEDCHEM NEWS Vol.32 No.4
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4. 最後に220Table 1 創薬ニューフロンティア検討会メンバー(2022年8月)寺内 太朗(リーダー)石川 稔大貫 圭山下 徹山野井 茂雄柳 友崇Table 2 創薬ニューフロンティア検討会歴代メンバー(所属は在任当時)青木 一真(初代リーダー)第一三共今西 正史荻山 隆山元 康王岡庭 正格小林 俊威エーザイ東北大学アステラス製薬武田薬品工業第一三共田辺三菱製薬アステラス製薬アステラス製薬田辺三菱製薬武田薬品工業武田薬品工業現メンバー横島 聡(リーダー)川野 芳和小川 誠治鈴木 孝禎日下部 兼一野路 悟歴代メンバー田中 大輔(初代リーダー)大日本住友製薬/Exscientia小久保 雅也津野 真樹仲 裕一長瀬 剛名古屋大学大塚製薬小野薬品工業大阪大学塩野義製薬日本たばこ産業小野薬品工業塩野義製薬日本たばこ産業大塚製薬横島聡(よこしま さとし)1997年東京大学薬学部卒2002年東京大学大学院薬学系研究科修了、博士(薬学)2002年三菱ウェルファーマ株式会社研究員2004年東京大学大学院薬学系研究科助手2008年同講師2011年同准教授2012年名古屋大学大学院創薬科学研究科准教授2017年より現職寺内太朗(てらうち たろう)1997年慶應義塾大学大学院理工学研究科応用化学専攻AUTHOR携してさまざまな研究に取り組む科学技術振興機構(JST)のプログラムであり、高校生が大学の研究室に来て研究を行う機会となる。その研究成果をMCSで発表するというものである。「学会に参加して研究成果を発表する」という体験を通して、将来の創薬研究者へのつながりを感じてもらえればと考えている。 NF検討会は、2016年に発足してからこれまで約7年間活動してきたことになる。前述のとおり、医薬化学研究の活性化を目的として手探りで始まったワーキンググループが脈々と、そして発展的に継続していることに改めて喜びを感じる。Table1と2に、NF検討会現メンバーと、歴代メンバーを示した。発足以来、メンバーの入れ替わりもたびたびあり、各企業、大学から実に多様な方々が関わってこられたが、それぞれの所属や職務・立場を越え、医薬化学研究活性化に何とか貢献したいという共通の思いをもって議論を繰り広げ、活動を展開してきたことは特筆すべきことである。また、医薬化学に関わる多様なメンバーが企業・アカデミア間で横のつながりを形成する交流コミュニティーとしても非常に価値のある場であり続けていると認識している。このような稀有なワーキンググループであるNF検討会が、この先参考文献1)http://medchem.pharm.or.jp/activity/#07も発展的に活動を展開し、日本の医薬化学研究を陰ながら盛り立てていける存在であり続けることを切に願う。 最後に、仲建彦先生や上野裕明医薬化学部会元会長、NF検討会初代リーダーである青木一真氏、田中大輔氏、本稿の執筆にご協力いただいた前メンバーである山元康王氏をはじめとする、これまでNF検討会を支えてくださったすべての方々に心より御礼を申し上げたい。修士課程修了同 年エーザイ株式会社入社探索合成研究に従事2009年京都大学薬学博士取得2013年ニューロサイエンス&ジェネラルメディスンPCUグローバル探索研究部ケミストリーグループ長2018年NBGメディスンクリエーションニューロロジー筑波研究部部長2022年7月より現職Copyright © 2022 The Pharmaceutical Society of Japan

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