MEDCHEM NEWS Vol.32 No.3
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172MEDCHEM NEWS 32(3)172-172(2022)大塚製薬㈱ 大阪創薬研究センター 漆島 達哉大塚製薬㈱ 創薬化学研究所 長瀬  剛大塚製薬㈱ 取締役 周藤 俊樹編集編集後記後記MEDCHEMNEWS編集委員会大野浩章(京大院薬・委員長)、石川稔(東北大院生命科学)、伊藤文雄(WuXi AppTec)、上原啓嗣(協和キリン)、王子田彰夫(九大院薬)、柿沼浩行(大正製薬)、佐藤元秀(日本たばこ産業)、永澤秀子(岐阜薬大)、馬場良泰(徳島大産官学連携セ)、山元康王(田辺三菱製薬)医薬化学部会のホームページhttp://www.pharm.or.jp/bukai/index.html本誌に掲載された著作物の複製・翻訳・上映・譲渡・公衆送信(データベースへの取り込みおよび送信可能化権を含む)に関する許諾権および行使権(非独占的)は公益社団法人日本薬学会が保有しています。本誌の複写は、一般社団法人学術著作権協会(〒107-0052東京都港区赤坂9-6-41 乃木坂ビル 電話03-3475-5618 Fax03-3475-5619 E-mail:info@jaacc.jp)の許可が必要です。公益社団法人日本複写権センターと包括複写許諾契約を締結されている企業の方を除きます。定価 1100円(本体1000円+税10%) ◆巻頭言 ..............................................................113◆ESSAY◦特集:液-液相分離を標的とする疾患制御特集にあたって .....................................................130筑波大学 数理物質系 白木賢太郎 タンパク質溶液の理解と凝集体の形成の制御 ................132筑波大学 数理物質系 白木賢太郎 天然変性タンパク質を標的とした創薬  ~その可能性と課題~ ............................................136 東海国立大学機構名古屋大学 大学院創薬科学研究科 廣明 秀一タンパク質活性を隔離・放出する人工相分離 ドロップレット .....................................................140名古屋工業大学 大学院工学研究科 築地 真也 名古屋工業大学 大学院工学研究科 吉川  優 相分離制御破綻と創薬展望.......................................145奈良県立医科大学 医学部 森 英一朗 立命館大学 生命科学部 吉澤 拓也 徳島大学 先端酵素学研究所 齋尾 智英 液-液相分離を誘起する高分子細胞内送達ペプチド ........149京都大学 化学研究所 二木 史朗 京都大学 化学研究所 広瀬 久昭 ◆DISCOVERY ....................................................154イノベーション創出力の強化をシン・メディシナル ケミストリーに期待 官民研究開発投資拡大プログラム(PRISM)で構築する 特発性肺線維症に対する創薬標的探索プラットフォーム について 医薬基盤・健康・栄養研究所 AI健康・医薬研究センター 中村 恵宣神奈川県立循環器呼吸器病センター 呼吸器内科 北村 英也 神奈川県立循環器呼吸器病センター 小倉 髙志 医薬基盤・健康・栄養研究所 AI健康・医薬研究センター 夏目やよい 医薬基盤・健康・栄養研究所 AI健康・医薬研究センター 水口 賢司大阪大学 蛋白質研究所      ◆WINDOW .........................................................124アステックス社におけるフラグメント創薬研究 新規非ステロイド型ミネラロコルチコイド受容体拮抗薬apararenone(MT-3995)の創製 田辺三菱製薬㈱ 飯嶋  徹東京大学 大学院薬学系研究科 附属創薬機構 構造展開ユニット      三菱ケミカルホールディングスグループ人事本部 赤塚 英則 サンケミカル㈱ 品質保証部      田辺三菱製薬㈱ 創薬本部 モダリティー研究所 武富  啓田辺三菱製薬㈱ インフォメーションシステム&テクノロジー本部      ◆Coffee Break .....................................................160自作の竹笛でバッハを奏でる 東京理科大学 薬学部 和田  猛◆Report ..............................................................162LINK-Jによる、ライフサイエンス領域でのイノベーション 曽山 明彦創出とエコシステム構築の取り組み  一般社団法人ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン 常務理事◆ステム手帖-17 ...................................宮田 直樹129◆BOOKS紹介 ................北西 悟司131,安田 大輔166◆記事2022年8月~2023年5月の海外学会(Medicinal Chemistry関連) ....167「第39回メディシナルケミストリーシンポジウム」のお知らせ ...168◆編集後記 ...........................................................172日本製薬工業協会 会長 岡田 安史◆創薬最前線........................................................119し、より実のある編集委員会にできればと思っています。 お忙しい中、快く執筆を引き受けていただいた先生方のお蔭で、本号も読み応えのある記事が揃いました。 巻頭言では日本製薬工業協会会長の岡田先生より、イノベーション創出力を強化する取り組みについてご寄稿いただきました。創薬手法が大きく変わっていく中、創薬を牽引するメディシナルケミストがその役割を改めて考えるきっかけになります。 創薬最前線は医薬基盤・健康・栄養研究所の中村先生らによる、官民研究開発投資拡大プログラムで開発している特発性肺線維症の創薬標的探索プラットフォームの紹介です。臨床試験の成功確度向上には、患者さんのデータを活用するこのような取り組みがますます重要になると思われます。 WINDOWは大塚製薬の長瀬先生らによるアステックス社の紹介です。独自のフラグメント創薬技術で存在感を放っているベンチャーの勢いが伝わってきます。 ESSAYは「液-液相分離を標的とした疾患制御」と題した特集で、ご高名な5名の先生方にご寄稿いただきました。筑波大学の白木先生には、緒言に続き、タンパク質凝集体の形成と再分散をさせる技術についてご紹介いただきました。また名古屋大学の廣明先生には、天然変性タンパク質を標的とした創薬の加速戦略について、名古屋工業大学の築地先生らには、人工相分離ドロップレットを用いたタンパク質活性操作技術についてご紹介いただきました。さらに奈良県立医科大学の森先生らには、相分離のメカニズムと創薬展望について、京都大学の二木先生らには、相分離を誘起する高分子細胞内送達ペプチドについてご紹介いただきました。 DISCOVERYは田辺三菱製薬の飯嶋先生らによる、非ステロイド型ミネラロコルチコイド受容体拮抗薬の創製で、巧みなドラッグデザインは必見です。 Coffee Breakは、東京理科大学の和田先生に自作の竹笛について話題をいただきました。 REPORTはLINK-Jの曽山先生による、イノベーション創出に向けたエコシステムの構築の紹介です。 これからも皆様の感性を刺激する記事をお届けできるよう編集委員一同取り組んでいきますので、ご愛読をよろしくお願いいたします。 編集委員  佐藤 元秀発行:公益社団法人 日本薬学会 医薬化学部会〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-12-15TEL(03)3406-3324 FAX(03)3498-1835© 2022 The Pharmaceutical Society of Japan  MEDCHEM NEWS編集代行事務局:株式会社じほうビジネスサービス内   E-mail:medchem@jiho.co.jpMEDCHEM NEWS Vol. 32 No. 3 2022年8月1日発行 第三種郵便物承認Print ISSN: 2432-8618 Online ISSN: 2432-8626 暑中お見舞い申し上げます。 本誌の編集委員会もコロナ禍でオンライン会議が続いていましたが、ようやく対面で行われます。非言語コミュニケーションも含めて伝わりやすいという対面の良さを活かMEDCHEM NEWS Vol.32 No.3 目次

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