MEDCHEM NEWS Vol.32 No.3
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•大手製薬、医療機器関連各社•ライフサイエンス系スタートアップ•ベンチャーキャピタル•法律事務所 等•日本全国・海外のアカデミア•大使館(例:米国)•厚労省のベンチャーサポート組織 等3. 会員数の増加4. 1日1回以上のイベント・プログラム国内外のライフサイエンス領域におけるさまざまなプレイヤーが入会特別会員A特別会員Bベンチャー非営利団体アカデミア民間企業68公的団体361163企業・団体・個人含む図1  「コミュニティ」の構築:LINK-J会員LINK-J特別会員数2022年4月4日現在従業員101人以上の企業特別会員C個人144 「交流連携」や「育成支援」を目指したイベントやプログラムの開催は、年間524回(2021年)、つまり1日に1.5回程度です。数十人から数百人程度の方々にご参加いただき、さまざまなテーマについてプレゼン、ディ株式会社をはじめとする産業界の皆様の叡智と想いのもと、これまで進んでまいりました。 LINK-Jは分野を越えて、人と人とのリアルな交流を生み出す最適な環境を整えます。大学、学会、公的機関、スタートアップから世界的な大手企業に至るさまざまな企業やその業界団体、海外機関などの主要なプレイヤーが、創薬を含め医療機器やデジタルヘルスなど多岐にわたる分野で、集い、交わり、刺激しあうことで、ここから新たな価値を創造していきます。 LINK-Jは会員組織を構成しており、設立以来、年々増加を続け、2022年4月時点で会員数は573となりました(図1)。そのうち従業員が101名以上の企業が約1 割、スタートアップ企業や非営利団体、アカデミア等が約6割、個人が約3割です。民間企業には、大手製薬企業、医療機器関連企業、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、法律事務所など、公的団体では、国内外の大学、研究所、大使館、厚生労働省のベンチャーサポート組織などに参画いただいています。スカッションをし、ネットワーキングレセプションを開催してきました。2020年4月以降オンラインでの開催形式に切り替えましたが、より一層、対面でのコミュニケーションの重要性が再認識されています。LINK-Jはこれまで培ってきた会場でのイベント開催に加え、オンラインでの開催を組み合わせることで、ネットワークを広げ、国内だけでなく海外とのつながりも強化していきます。 LINK-Jが主催共催するイベントテーマは多岐にわたります。2016年から毎年1回開催されている、「再生医療産学官連携シンポジウム」(主催:一般社団法人日本再生医療学会(JSRM)、一般社団法人再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)、LINK-J)は、今年で6回目の開催となりました。再生医療の産業化に向け国際競争が激化する情勢の中、企業・アカデミア・行政が一堂に会し、領域の壁を越えた闊達な意見交換を行うことにより、相互の課題意識を共通化して産学官の連携をより緊密かつ強固にすることを目的に催されているシンポジウムです。LINK-Jは2021年6月にオンラインにて「創薬のフロンティア」シンポジウムを主催し、11月には 「第4回メドテック・イノベーションシンポジウム~イノベーションで激変するがん診断の世界~」を東京と大阪、オンラインのハイブリッドイベントを主催し、ライフサイエンスプレイヤーの注目を集めました。前者は、「創薬」に焦点を当て、アカデミアや産業界の最前線でご活躍されている専門家の方々から、AI創薬、ゲノム編集、細胞医薬、RNA医薬といった注目のモダリティについて研究や実用化の状況をご講演いただきました。573

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