編集編集後記後記MEDCHEM NEWS編集委員会大野浩章（京大院薬・委員長）、石川稔（東北大院生命科学）、伊藤文雄（WuXi AppTec）、上原啓嗣（協和キリン）、王子田彰夫（九大院薬）、柿沼浩行（大正製薬）、佐藤元秀（日本たばこ産業）、永澤秀子（岐阜薬大）、馬場良泰（徳島大産官学連携セ）、山元康王（田辺三菱製薬）医薬化学部会のホームページhttp://www.pharm.or.jp/bukai/index.html本誌に掲載された著作物の複製・翻訳・上映・譲渡・公衆送信（データベースへの取り込みおよび送信可能化権を含む）に関する許諾権および行使権（非独占的）は公益社団法人日本薬学会が保有しています。本誌の複写は、一般社団法人学術著作権協会（〒107-0052東京都港区赤坂9-6-41 乃木坂ビル 電話03-3475-5618 Fax03-3475-5619 E-mail：info@jaacc.jp）の許可が必要です。公益社団法人日本複写権センターと包括複写許諾契約を締結されている企業の方を除きます。定価 1100円（本体1000円＋税10％）112MEDCHEM NEWS 32（2）112-112（2022）◆巻頭言 ................................................................53◆ESSAY◆SEMINARAMEDの医療研究開発における使命と取り組み状況 理化学研究所 創薬・医療技術基盤プログラムの概要と 岡﨑 寛今後の展望について 理化学研究所 創薬・医療技術基盤プログラム プログラムディレクター◆WINDOW ...........................................................66儲からないが必要な薬の話 J-PUBLIC日本パブリックライブラリコンソーシアムの取り組み ─All Japanとしての化合物ライブラリ構築を目指して─ ....72岩岡はるな アステラス製薬㈱ 開発研究ディスカバリーインテリジェンス アドバンスモデリング&アッセイ研究室次世代mRNA医薬の開発に向けた高分子設計 .................77内田 智士 京都府立医科大学 大学院医学研究科 医系化学公益財団法人川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター（iCONM）◆DISCOVERY ......................................................81HIF-Prolyl Hydroxylase阻害薬 Enarodustat（エナロイ®）の 創製 創薬研究のための蛍光プローブの分子設計と活用方法 .......87慶應義塾大学 大学院薬学研究科 花岡健二郎 α線核医学治療の大阪大学における取り組み ..................93 大阪大学 大学院理学研究科 天然物有機化学研究室 樺山 一哉大阪大学 放射線科学基盤機構 白神 宜史 大阪大学 放射線科学基盤機構 兼田加珠子 大阪大学 大学院医学系研究科 放射線統合医学講座 渡部 直史大阪大学 放射線科学基盤機構 豊嶋 厚史 ◆Coffee Break .....................................................101香酸柑橘類に含まれるフラボノイドの可能性 19th Annual Discovery on Target参加レポート 田辺三菱製薬㈱ 創薬本部 フロンティア創薬ユニット 榊原 良◆ステム手帖-特別編 ............................................100川崎 ナナ・中川 秀彦・宮田 直樹◆BOOKS紹介 ........................................皆瀨 麻子99◆記事 2022年5月～2023年3月の海外学会（Medicinal Chemistry関連） ....105創薬懇話会2022in名古屋のご案内 ............................105「AIMECS 2021」開催報告 .......................................106医薬化学部会2021年度事業報告2022年度事業計画 ........107医薬化学部会2021年度収支計算書2022年度収支予算書 ...1082022年度日本薬学会医薬化学部会常任世話人名簿 ..........109◆編集後記 ...........................................................112国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 理事長 三島 良直◆創薬最前線..........................................................60特定非営利活動法人DNDi Japan 工月 達郎日本たばこ産業㈱ 医薬総合研究所 化学研究所 生越 洋介日本たばこ産業㈱ 医薬総合研究所 安全性研究所 松井 拓也日本たばこ産業㈱ 医薬総合研究所 化学研究所 三谷 育生日本たばこ産業㈱ 医薬総合研究所 化学研究所 横田 正宏日本たばこ産業㈱ 医薬総合研究所 化学研究所 阿部 博行徳島大学 大学院医歯薬学研究部 代謝栄養学分野 堤 理恵◆Report ..............................................................102発行：公益社団法人 日本薬学会 医薬化学部会〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-12-15TEL（03）3406-3324 FAX（03）3498-1835© 2022 The Pharmaceutical Society of Japan MEDCHEM NEWS編集代行事務局：株式会社じほうビジネスサービス内 E-mail：medchem@jiho.co.jpMEDCHEM NEWS Vol. 32 No. 2 2022年5月1日発行 第三種郵便物承認Print ISSN: 2432-8618 Online ISSN: 2432-8626 コロナ禍での3年目の春を迎えました。本号は新年度の始まりにふさわしく、新たな医療・創薬への挑戦を感じる記事が多数掲載されています。 巻頭言では、日本医療研究開発機構（AMED）理事長の三島先生より、「第2期健康・医療戦略」における6つのモダリティ戦略ならびに「ワクチン開発・生産体制強化戦略」に対するAMEDの取り組みをご寄稿いただきました。特に新たな感染症に備えた平時からの取り組みは国民の期待するところだと思います。創薬最前線は、岡﨑先生より理化学研究所での創薬・医療基盤プログラムの概要と特に理研が保有する独自の新規モダリティについて詳細にご説明いただきました。WINDOWでは、「儲からないが必要な薬の話」と題し、特定非営利活動法人DNDi Japanの工月先生から、DNDi（顧みられない病気の新薬開発イニシアティブ）の取り組みが紹介されています。いかに研究開発費を抑え、迅速かつ効率的に医薬品を創出するか、製薬企業がかかえる課題解決のヒントにもつながる内容です。本号のESSAYは2件、アステラス製薬株式会社岩岡先生から、国内企業9社 が立ち上げた「日本パブリックライブラリコンソーシアム（J-PUBLIC）のご紹介を、京都府立医科大学の内田先生には、 次世代mRNA医薬に向けた高分子設計を解説いただきました。DISCOVERYは、日本たばこ産業株式会社の研究者によるHIF-Prolyl Hydroxylase阻害薬Enarodustatの創製です。リード化合物探索から構造最適化の鍵をにぎる合成中間体の設定などメドケムにはたいへん参考になる内容です。SEMINARでは、慶應義塾大学の花岡先生から生体内の可視化を可能にする新たな長波長蛍光プローブの開発についてご紹介いただき、続いて大阪大学の 樺山先生らから、難治性がんに対するα線核種アスタチン211（211At）を用いた核医学治療について、基礎研究から医師主導 治験までの道のりを解説いただきました。REPORTは、田辺三菱製薬株式会社榊原先生から、創薬標的に関する19th Annual Discovery on Targetでの講演内容を報告いただきました。 ケミストリーが、人類を苦しめるウェポンではなく、人びとを救うメディシナルを支え続けられることを願います。 編集委員 馬場 良泰MEDCHEM NEWS Vol.32 No.2 目次
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