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microRNA

 

数十塩基のタンパク質をコードしていないRNAが,microRNA(miRNA)として働き,遺伝子発現調節をしていることが分かりつつある.miRNAは,初めに長い転写産物である前駆体RNAとして発現し,核内でステムループ型のRNAにプロセッシングされ,これが核外に輸送された後,ダイサーによってプロセッシングされることにより成熟したmiRNA分子が完成するとされている.このmiRNA分子が,mRNAの3′末端非翻訳領域に結合し,mRNAの切断やリボゾームによるmRNAの翻訳を阻害することで,発現調節を行い,発生や形態形成などで重要な役割を果たしていると考えられている.ただし,このmiRNAは,全RNA量の0.01%の微量しか存在せず,1塩基のミスマッチの類似配列が多数存在するために,検出は非常に困難とされている.サンガー研究所のmiRNA登録サイト(http://microrna.sanger.ac.uk/sequences/index.shtml)のmiRBaseには,これまで明らかになったmiRNAの詳細が載っている.(2007.3.22 掲載)[FYI用語解説(ファルマシアVol.42,No.10)より転載]


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