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cAMP

 

cyclic AMP

アデニル酸シクラーゼにより、ATPから合成されるセカンドメッセンジャー。Gsタンパク質と共役する受容体アドレナリンβ受容体グルカゴン受容体など)は、アゴニスト受容体結合により、Gsαタンパク質を介してアデニル酸シクラーゼを活性化しcAMPを生成する。Giタンパク質と共役した受容体の活性化により、アデニル酸シクラーゼ活性は抑制的調節を受ける。生成したcAMPホスホジエステラーゼPDE)の作用により加水分解されて5’-AMPとなり不活性化される。細胞内でcAMPはプロテインキナーゼA(cAMP依存性プロテインキナーゼ, Aキナーゼ)を活性化し、カスケード的に細胞内応答を引き起こす。細胞によりその応答はさまざまであり、平滑筋は弛緩、肝臓ではホスホリラーゼによるグリコーゲン分解の促進、グリコーゲンシンターゼによるグリコーゲン合成の抑制、肥満細胞からのヒスタミン遊離の抑制、血小板凝集の抑制、膵臓からのインスリン分泌促進などをおこす。

cAMP は日本薬学会発行の4論文誌でスペルアウト不要の略語である。(2007.3.9 掲載)(2014.7.更新)


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