薬物投与時の薬物動態はpharmcokinetics(PK),その反応性(薬物動力学)はpharamcodynamics(PD)と呼ばれる.PDは多くの場合,薬物濃度やPKパラメータに関連しており,それらの関係を表す概念が,総称してPK-PDと呼ばれている.例えば,バイオマーカーの変動を薬物濃度に依存したモデル式によって定量的に評価する方法などが知られている.抗菌薬の領域では,PDの指標にMIC(最小発育阻止濃度),PKの指標にCmax(薬物最高血中濃度)などを用いた複合パラメータ(例;Cmax/MIC)と治療効果の関係が検討され,臨床応用されている.(2012.04.FYI)
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