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P/S比

 

多価不飽和脂肪酸(polyunsaturated, P)対飽和脂肪酸(saturated,S)の比。人に各種脂肪酸を与えると1週間くらいで血漿コレステロール値が変動し、例えばバターに比べて高リノール酸紅花油を与えた群ではコレステロール値が半分になる。このことから、成人病予防にはP/S比を上げるのがよい、という栄養指導が生まれた。ところが長期的(寿命の1割前後)には動物性脂肪と高リノール酸油摂取の間にコレステロール値の差は生じず、P/S比を上げるとむしろ心疾患が増えることが証明された。現在、多価不飽和脂肪酸のリノール酸(n-6)系とα-リノレン酸(n-3)系の間で大きな生理作用の差が認められ、P/S比という語を使わないよう勧められている。(2014.7.更新)[FYI用語解説(ファルマシアVol.37,No.9)より転載]


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