日本薬学会 薬学用語解説 日本薬学会
 参考文献  使い方
当サイトの掲載情報の正確性については万全を期しておりますが、本会は利用者 が当サイトの情報を用いて行う一切の行為について何ら責任を負うものではありません。

MDCK細胞

 

Madin-Darby canine kidney cell

イヌ腎臓尿細管上皮細胞由来の細胞株。単層に培養するとCaco-2細胞(ヒト結腸ガン由来細胞)と同様に円柱上皮に分化し、タイトジャンクションを形成し、塩や水を能動的に輸送することから、上皮細胞の研究材料になっている。消化管透過性あるいは脳内移行性など、薬物の膜透過性の研究にも用いられ、受動拡散で吸収される薬物のMDCK細胞膜透過性は、ヒトでの消化管吸収率との相関性が認められている。Caco-2細胞が培養に3週間を要するのに比べ、MDCK細胞は3日程度で培養できる。MDCK細胞を多孔性フィルター上へ単層培養し、頂側膜 (Apical,管腔)側に添加した薬物の側底膜 (Basolateral,血管)側への透過速度を求める試験系は、薬物の膜透過性のスクリーニングとして利用されている。 (2008.8.12 掲載)


IndexPageへ戻る





Copyright© 2005-2008, The Pharmaceutical Society of Japan