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LINE因子

 

 LINE(long interspersed nuclear element)はレトロトランスポゾンの1種であり,ヒトゲノムの場合,約85万コピー存在する.このうち,80コピー程度が自律的転移能(転移に必要な逆転写酵素を含むタンパク質を自身がコードしている)を有する.LINE因子の挿入部位は個人間で差(約300部位)があり,ゲノムの個体差を生み出す大きな要因の1つである.新生児100人から200人に1人割合で新しい挿入が見付かる.このような新規の挿入は疾患の原因ともなる.また,最近では体細胞におけるLINEの転移が注目されており,がん化や精神神経疾患への関与が疑われている.(2015.01.FYI)


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